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***3月の教室報告***

春の薬膳教室
>>P1012027~1
 中医学に基ずく「薬膳」の理論に触れて、季節の食材を調理して食べる薬膳教室。
「春」「夏」「長夏」「秋」「冬」5つに季節を分けて、その時期の体のケアや過ごし方、
ぜひとも食べたい食材について1年間に5回、教室を開催してお話します。
 昨年までは、夜の教室だけでしたが、昼間なら参加したい♪とのうれしい声に応えて、
今年度最初の『春』の薬膳教室を3月9日の夜と、10日の昼間の2回開催しました。

春は自然界の動植物も目覚めるように、人も体の機能も目覚めて活発になる季節です。
寒暖の差が大きく、環境的には入学・就職・転勤等、環境が変化することが多いので、
体も心もその変化についていくことに精一杯です。
精神と関わりが深い、消化器系にその不調が現れやすいです。
さらに強い春風に体の水分も奪われ、肌荒れの原因になり、じんましんやアレルギー
も出やすい時期です。
 この季節を上手に過ごすには、春の上昇する「気」に身を任せすぎず、「やりすぎ」
に注意が必要です。「ほどほど」に自身をコントロールするようにこころがけたいものです。

 そこで体力・気力共に補い、バランスを整えるような食材をチョイス。
菜の花・セロリ・ユリの根・金針菜等は神経の高ぶりを抑え、胃腸も整えてくれます。
気力を補う粟・ハトムギ・緑豆、老廃物の排出を促すタケノコ等を使った5品です。
    〇 十種類の雑穀や具材を使ったあんかけチャーハン
   〇 皮から作った海鮮ワンタンと金針菜のスープ
   〇 砂肝とユリの根の紅焼(ホンシャオ)
   〇 菜の花のナッツ和え
   〇 キウイとバナナのガレット
      白きくらげとゆずジャムのソースを添えて
>P1012033<  調理といっても、薬膳は『理論』が一番の要ですので、事前に下ごしらえをしておき、 扱い慣れない“生薬”の調理の仕方や、皮からは作らないワンタン作りをメインに、 皆でアツアツをいただけるようにささっと調理していただきました♪。   夜のクラスは薬膳教室初の「殿方」を迎え、昨年度からずっと来ていただいてる方からも 「青一点」がまた新鮮ね♪♪との感想をいただきました。 P1012031~1 

今回のメニューは4月19日と20日の12:00~14:00に『ミニ薬膳教室』として
アン・ナチュールにてランチとして(税込1500円)お召し上がりいただけます(^ー^)。
 

次回「梅雨時―長夏」の教室は 夜・・・5月18日(水) 昼・・・19日(木)です。

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